"Heart of Darkness"とDarwin's Nightmareについて

田中 賢司(海技大学校)報告

  "Heart of Darkness"とDarwin's Nightmareについて研究会が開かれた。1時間40分ほどの映画上映の後、導入者によって様々な視点の具体例とそれが透視する矛盾の数々が指摘された。
会は17時以降にも及び、活発な意見交換が行われた。特に映画の反響は強く、コンラッドの時代も現在も問題は変わらないという参加者の指摘が印象的であった。なお、Darwin's Nightmareのザウパー監督のインタヴューは、必見であると思われる。

コンラッドコンパニオンの翻訳については、監修者の社本先生より鷹揚かつ的確な方針をいただき、参加者は励まされてさらに精度をあげる決意を固めた。手法の一つとして、二、三人の仲間でまず訳を回し読みしてから出す方法もあるので、現今のメールを利用して活発な情報交換が奨められた。なお原著の巻末にある索引については、英語のままの索引と、日本語訳の索引の二種類を作成してはどうか、という意見が出され、出席者の賛同が得られた(索引については田中賢司が田中和也氏に協力を依頼中)。

社本先生より、2007年度英国コンラッド学会年次大会の報告をまとめた原稿と写真が紹介された。

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